宅建と行政書士のダブル受験は正解か?
前回述べたように、私は宅建と行政書士のダブル受験を決意しました。そこで行政書士試験の申込みも済ませ、早速テキストを買ってきました。
行政書士は前年受験していたので、テキストは持ってはいたのです。でも新たな気持ちで勉強したかったため、テキストも一新してしまいました。
買ってきたテキストは、「早わかり行政書士(久保輝幸)」。私が使っている宅建のテキストと同じ著者の本です。そしてこのテキストがまた分厚い!
宅建のテキストもたいがい分厚かったのですが、このテキストは全部で1000ページぐらいあったんじゃないですかね?
この日から、宅建と行政書士、両方の資格の勉強が始まりました。
ただ、行政書士のほうは一度受験していたことから、メインは宅建に据えて、宅建の勉強の合間に行政書士の勉強をする、というスタイルを採用しました。
ありゃ、この選択は失敗か?
…しかししばらくして、このダブル受験の試みは失敗なのでは?という疑問が生じてきたのです。
両方受けるからには、両方合格したいと思うのは当然ですよね。
そうすると、宅建の勉強をしているときは、行政書士の勉強が気になるのです。そして行政書士の勉強をしているときは、今度は宅建の勉強が気になってしまうのです。
これは完全に「ダメ」なパターンですよね。それぞれの勉強をしているときは、その勉強に集中するのは鉄則なのです。
しかし、中途半端に欲張った私は、気持ちや集中力が分散してしまい、勉強もだんだん中途半端になってしまいました。
「うーん、これは宅建か行政書士か、どちらかに絞って勉強したほうがいいのではないか?」
何度もそのように考えました。
しかし、一つに絞って受験した場合、絞った方に落ちてしまったら何も形に残りません。
両方受ければ、両方とも合格する可能性があるのはもちろん、片方が落ちてももう片方に受かる可能性がある…
そのように考え、結局一つに絞りきれないまま、しばらく両方の勉強を続けたのでした。
今から振り返ると、完全に迷走していましたね。
あなたは私のような迷いの森にはまり込まず、この教材で一直線に勉強して下さい。
その後、迷いの森にはまり込んだ私はというと…続きをお読み下さい。